関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーショ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 201 : 
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
1
股伸展
2
股屈曲
3
膝屈曲
4
股外旋
5
足屈曲(底屈)
解説

1-◯ 股関節伸展の基本軸は体幹と平行な線、移動軸は大腿骨である。通常腹臥位で膝関節伸展位にて行うが、図では膝関節屈曲位となっている。測定上の注意点は、体幹の回旋など代償がおきないように、骨盤と脊柱を固定する。

2-× 股関節屈曲の基本軸は体幹と 平行な線、移動軸は大腿骨である。背臥位で膝関節屈曲位にて行い、代償を防ぐために骨盤と脊柱を固定する。

3-× 膝関節屈曲の基本軸は大腿骨、移動軸は腓骨(腓骨頭と外果を結ぶ線)である。股関節屈曲位で行う。

4-× 股関節外旋の基本軸は膝蓋骨より下ろした垂直線、移動軸は下腿中央線(膝蓋骨中心より足関節内外果中央を結ぶ線)である。背臥位で股関節および膝関節90°屈曲位にて測定する。

5-× 足関節屈曲(底屈)の基本軸は腓骨への垂直線、移動軸は第5中足骨である。膝関節屈曲位にて行う。