1-× 依存性パーソナリティ障害とは、「かまってほしい」といった欲求が異常に強く、突き放される不安から人に尽くす障害である。嗜癖(しへき)とはやめたくてもやめられないといった状況のことであり、薬物依存などでみられる。
2-◯ 演技性パーソナリティ障害とは、芝居のような言動や行動をとり、誇らしげに目立とうとする障害である。被暗示性とは暗示にかかりやすいことをいい、解離性障害や精神遅滞でみられる。
3-× 回避性パーソナリティ障害とは、引っ込み思案で臆病な人をいい、他人からの否定的な考えや言動に強い不安を示す。冷淡は関心や興味がない淡白な状態をいう。
4-× 統合失調質パーソナリティ障害とは、妄想や奇妙な考えを持ち、非現実的な状況を好む障害である。攻撃性はない。
5-× 非社会性パーソナリティ障害とは、法律やルールなどの決まりごとを無視し、人に対して暴力的な行動や限度を伴う障害である。几帳面さには欠ける。