家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り|理学療法士問題集

理学療法士

Q 198 : 
家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り返し訴えるのはどれか。
1
解離性障害
2
強迫性障害
3
社交(社会)不安障害
4
全般性不安障害
5
広場恐怖
解説

1-× 解離性障害は解決困難な状況に陥ったときに、その葛藤を解消すると共に過去の記憶など一部の記憶の想起が不可能となることである。

2-× 強迫性障害とは、手が菌で汚れていて不安だという強迫観念と、実際に無意識的に繰り返し手を洗う強迫行動が合わさったものである。

3-× 社会不安障害とは、人前でのスピーチやデートなどの対人的交流が苦手となる障害で、本来危険のない状況において不安が生じて回避しようとするものである。

4-◯ 全般性不安障害とは、仕事や学業など複数の出来事について過剰な不安と心配が常に存在し、6ヶ月以上継続するものをいう。筋緊張性頭痛・振戦・胃疲労感・睡眠障害など多彩な身体症状や自律神経症状を呈する。

5-× 広場恐怖とは、1人でバスや電車など混雑した場所にいるときに、助けが得られない場所にいるという恐怖に襲われることである。通常パニック発作が生じた後に出現する。