1-× AIDS(後天性免疫不全症候群)は、健常者ではかからないような重篤な日和見感染を生じやすくなる。例として、カポジ肉腫・サイトメガロウイルス感染・ニューモシスチス肺炎・皮膚癌などの悪性腫瘍・HIV脳症などがある。
2-× エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって免疫細胞が破壊され、免疫不全をおこす症候群である。
3-× エイズの基本的治療方法は、抗HIV薬による多剤併用療法(HAART)である。ウイルスが薬に対して耐性を持たないように、一生内服していくことが必要である。
4-◯ HIV感染は主に性行為によるものである。腸粘膜や腟粘膜、血管に達するような深い傷から感染しやすく、傷のない皮膚からは感染しない。
5-× エイズの経過はCD4陽性T細胞の数でみることができ、500個/μl以下でエイズに発症し、200個/μl以下で日和見感染を生じる。