1-× 頭頂葉は大脳皮質の中心溝より前方に存在する。頭頂葉が障害されると、感覚障害・失認・失行などを呈する。
2-× 放線冠は大脳皮質と内包の間を放射状に走る部分をいう。大脳皮質の入出力線維の一部である。
3-× 被殻は大脳基底核の1つで、淡蒼球と共にレンズ核を構成する。被殻に血液供給するレンズ核線条体動脈外側枝が出血することによって反対側の弛緩性麻痺・感覚障害・同名半盲・対側への共同偏視・高次脳機能障害の5大症候を呈する。
4-◯ 図の出血部位は視床である。視床膝状体動脈及び後視床穿通動脈からの出血により、軽度の意識障害と反対側の感覚障害が出現する。
5-× 橋は中脳と延髄に挟まれ、背側に第4脳室底の上半分が接する。脳幹出血のほとんどが橋であり、深昏睡・瞳孔反射及び角膜反射の消失などを呈する。