1-× 妊娠後期の妊娠や腹腔内腫瘍のある者が背臥位をとると、内臓が下大動脈を圧迫して静脈還流量が減少し、低血圧を呈することがある。その際に左側臥位をとらせると右心室系に血液が戻りやすくなる。
2-× 腹臥位では腹部の圧迫によって肺のコンプライアンスが低下し、静脈還流量の減少により血圧が低下する。
3-×右側臥位では内臓の重量により脊柱右側にある下大動脈を圧迫し、右心房への静脈還流量が減少することで血圧が低下する。
4-× 左側臥位では下大動脈の圧迫が少なく、心拍出量は低下しない。
5-◯ リクライニング位では臥位に比べて心臓が高い位置にあり、最も心拍出量が小さいと考えられる。