1-× 血液の正常なpHは7.4±0.05(7.35〜7.45)の弱アルカリ性に保たれている。pHが7.45以上の場合をアシドーシス、7.35以下の場合をアルカローシスという。
2-◯ 嘔吐すると酸性の胃液が体外に流出するため、体内はpHはアルカリ性に傾く(代謝性アルカローシス)。
3-× 呼吸性アルカローシスは精神的緊張によって過呼吸が生じると、二酸化炭素を多く吐き出してしまい、結果尿がアルカリ性になる。
4-× 呼吸性アルカローシスではアルカリ性の尿となる。体内の二酸化炭素低下の代償として腎臓からの重炭酸イオンの排泄が増加し、血中の重炭酸イオンが減少するからである。酸性尿となるのは換気障害によっておこる呼吸性アシドーシスである。
5-× クスマウル呼吸がみられるのは代謝性アシドーシスである。体内が酸性に傾くと代償として呼吸が促進し、換気増大するからである。