副交感神経の作用はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 163 : 
副交感神経の作用はどれか。
1
気管支の収縮
2
心拍数の増加
3
涙液の分泌抑制
4
膵液の分泌抑制
5
内肛門括約筋の収縮
解説

1-◯ 副交感神経優位によって気管支は収縮する。気管支喘息患者が夜間に発作をおこしやすいのは、夜間に副交感神経が優位となるからである。

2-× 心拍数は減少する。副交感神経が優位になると血圧も低下し、内臓の疲労回復を行う。

3-× 涙の分泌は促進される。副交感神経線維より翼口蓋神経節及び涙腺神経を介して涙腺から分泌される。

4-× 膵液の分泌は促進される。副交感神経優位になると、消化液の分泌が促進されるためである。

5-× 内肛門括約筋は弛緩し、排便される。骨盤神経叢からの支配を受け、交感神経が緊張すると収縮し、副交感神経が緊張すると弛緩する。