上咽頭後壁の触覚をつかさどる神経はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 158 : 
上咽頭後壁の触覚をつかさどる神経はどれか。
1
舌咽神経
2
顔面神経
3
迷走神経
4
三叉神経
5
第2頸神経
解説

1-◯ 舌咽神経は第Ⅸ脳神経で、咽頭の感覚及び運動を司る。舌咽神経麻痺により味覚障害や唾液分泌障害を呈する。

2-× 顔面神経は第Ⅶ脳神経で、顔面の感覚及び運動を司る。顔面神経麻痺により咀嚼筋運動障害を呈する。

3-× 迷走神経は第Ⅹ脳神経で、咽頭及び喉頭の運動と内臓器官の統制の働きをしている。迷走神経麻痺により嚥下障害・カーテン徴候・嗄声を呈する。

4-× 三叉神経は第Ⅴ脳神経で、顔面の感覚及び顎の運動を司る。三叉神経麻痺により顔面感覚障害及び咀嚼筋運動障害を呈する。

5-× 第2頸神経は自律神経系として心機能を統制し、運動系として胸鎖乳突筋や舌骨下筋群を支配している。