がん患者の緩和ケア病棟におけるリハビリテーションで正しい|理学療法士問題集

理学療法士

Q 141 : 
がん患者の緩和ケア病棟におけるリハビリテーションで正しいのはどれか。
1
病名告知を前提として理学療法を行う。
2
肺癌の患者では呼吸介助は禁忌となる。
3
痛に対して温熱療法を行うことはない。
4
リンパ浮腫に対して理学療法は行わない。
5
患者の意思に合わせて理学療法の内容を変更する。
解説

1-× 患者家族の希望によって病名告示が行われないことがある。必ずしも前提とはならないが、緩和ケアを受けるにあたって病名告示をされている方が良い。

2-× 肺癌の緩和ケアでは呼吸困難による苦痛を軽減させるために呼吸介助や体位変換を行う。末期には下顎呼吸がみられる。

3-× 疼痛の緩和を目的とした生活指導や、温熱療法・寒冷療法などの物理療法・マッサージが行われる。

4-× リンパ浮腫の緩和を目的とした弾性ストッキングによる圧迫・下肢挙上・マッサージなどを行う。

5-◯ 緩和ケアでは容態の変化に応じてケアの内容を変更する。身体的な苦痛に対してだけではなく、精神的な苦痛に対してもアプローチする。