50歳の女性。アキレス腱断裂に対する縫合術後4週目におい|理学療法士問題集

理学療法士

Q 112 : 
50歳の女性。アキレス腱断裂に対する縫合術後4週目において、軟部組織の伸張性増大の目的で行う超音波療法の実施内容で適切でないのはどれか。
1
時間照射率:10〜20%
2
強度:1.5W/cm^2
3
治療面積:有効照射面積の2倍以内
4
移動速度:1cm/秒(ビーム不均等率5以下)
5
治療時間:3〜5分
解説

1-◯ 急性期では5〜20%、亜急性期では50%に設定する。

2-× 腱損傷では0.5〜1.5W/㎠の強度で使用する。

3-治療面積は超音波が照射されている面積(有効照射面積)の2倍が基本である。

4-× ビーム不均等率(BNR)は空間最高速度と空間平均強度の比で表され、同じ出力でBNRが高い機器と低い機器を使用すると、高い機器では組織損傷をおこすことがある。導子は1〜4cm/秒のスピードで移動させる。

5-× 腱損傷に対しては3〜5分で行う。