Danielsらの徒手筋力テストにおける開始肢位を図に示|理学療法士問題集

理学療法士

Q 102 : 
Danielsらの徒手筋力テストにおける開始肢位を図に示す。段階3の検査の対象として適切でないのはどれか。
1
腸腰筋
2
縫工筋
3
前脛骨筋
4
大腿四頭筋
5
股関節内旋筋群
解説

1-× 腸腰筋の段階3の検査は、座位で股関節及び膝関節を屈曲位とし、股関節を屈曲させる。可動域全体にわたって完全に動かすことが出来れば3(Fair)とする。

2-× 縫工筋の段階3の検査は、座位で股関節及び膝関節を屈曲位とし、検査側の踵を向こう脛の下から上に滑らすように股関節を屈曲・外転・外旋させる。可動域全体にわたって完全に動かすことが出来れば3(Fair)とする。

3-× 前脛骨筋の段階3の検査は、座位で下腿を下垂させた肢位で足関節を背屈及び内がえひさせる。可動域全体にわたって完全に動かすことが出来れば3(Fair)とする。

4-◯ 大腿四頭筋の段階3の検査は座位で身体を後ろに傾け両手で身体を支えた肢位で行う。図では身体を前に倒している。

5-× 股関節内旋筋群の段階3の検査は座位で下腿を下垂させ、膝を軸に検査側の下腿を外に開くように動かす。可動域全体にわたって完全に動かすことが出来れば3(Fair)とする。