関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーショ|理学療法士問題集

理学療法士

Q 1 : 
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
1
股屈曲
2
足背屈
3
股内転
4
足部内転
5
股内旋
解説

1-○ 股関節屈曲は背臥位、膝屈曲位で行う。基本軸は体幹と平行な線、移動軸は大腿骨である。

2-× 足関節背屈は膝関節屈曲位で行う。基本軸は腓骨への垂直線、移動軸は第5中足骨である。図では移動軸が足底になっている。

3-× 股関節内転は背臥位で行う。基本軸は両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線、移動軸は大腿骨中央線である。図では検査側の股関節が外旋しているため誤りである。

4-× 足部内転のは基本軸・移動軸共に第1第2中足骨の間の中央線である。図では第2第3中足骨間になっており誤りである。

5-○ 股関節内旋は背臥位で股関節と膝関節を90°屈曲位で行う。基本軸は膝蓋骨より下ろした垂直線、移動軸は下腿中央線である。