一級建築士
Q 88 :
鉄骨構造における建築物の耐震計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
「ルート1-1」の計算において、標準せん断力係数C0を0.3として地震力の算定を行ったので、水平力を負担する筋かいの端部及び接合部については、保有耐力接合としなかった。
「ルート1-2」の計算において、標準せん断力係数C0を0.3として地震力の算定を行ったので、層間変形角及び剛性率の確認を行わなかった。
「ルート1-2」の計算において、冷間成形角形鋼管を柱に用いたので、柱梁接合形式及び鋼管の種類に応じ、応力を割増して柱の設計を行った。
「ルート2」の計算において、冷間成形角形鋼管を柱に用いたので、建築物の最上階の柱頭部及び1階の柱脚部を除く全ての接合部について、柱の曲げ耐力の和を梁の曲げ耐力の和の1.5倍以上となるように設計を行った。
解説
1 - × ルート1-1では、母材の耐力が十分に発揮されるように「接合部の耐力>母材の耐力」となるようにする保有耐力接合とする必要がある。ルート1-2、ルート2でも同様である。
2 - ○
3 - ○
4 - ○