鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 114 : 
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
組立溶接に使用する溶接ロボットのオペレーターは、JIS Z 3841の基本となる級(下向溶接)の技術検定試験に合格した有資格者とした。
2
溶融亜鉛めっきを施す部材において、閉鎖形断面の角形鋼管を使用したので、部材の両端に亜鉛及び空気の流出入用の開口を設けた。
3
トルシア形高力ボルトの締付け検査において、ナット面から突き出たねじ山がなかったが、ピンテールが破断し、共回りがないことが確認されたので合格とした。
4
スパン数の多い建築物は、柱梁接合部の溶接収縮により水平方向に柱の倒れ変形が生じるため、建築物の中央部等に調整スパンを設け、溶接完了後に調整スパンの梁を高力ボルトで取り付けた。
解説

トルシア形高力ボルトの検査は、すべてのボルトについてピンテールの破断、マーキングのずれ、共回り・軸回りの有無、ナット回転量、ボルトの余長を目視検査し、異常のないものを合格とする。