プレキャスト鉄筋コンクリート工事における部材の製造計画に|一級建築士問題集

一級建築士

Q 112 : 
プレキャスト鉄筋コンクリート工事における部材の製造計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
プレキャスト部材に用いるコンクリートの空気量については、特記がなく、凍結融解作用を受けるおそれがあるので、目標値を3.0%とした。
2
計画供用期間の級が「標準」の建築物において、プレキャスト部材の屋内側の鉄筋に対するコンクリートの最小かぶり厚さは、柱・梁・耐力壁については30mm、床スラブ・屋根スラブについては20mmとした。
3
プレキャスト部材の製造に当たり、コンクリートの加熱養生において、前養生時間を3時間とし、養生温度の上昇勾配を20°C/hとした。
4
プレキャスト部材の脱型時所要強度については、脱型時にベッドを傾斜させないで部材だけを片側から立て起こす計画としたので、12N/mm2とした。
解説

1 - × 凍結融解作用を受ける場合、空気量を4%~6%とする。

2 - ○ PC材の最小かぶり厚さは通常のRC造と同様。

3 - ○ 設問のとおり。

4 - ○ ベッドを70~80度まで立て起こしてから吊り上げる場合は、8~10N/mm2。