次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。|一級建築士問題集

一級建築士

Q 100 : 
次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」に規定される「耐震等級」には等級1、等級2、等級3があるが、その数値が大きいほどより大きな地震力に対して、所要の耐震性能を有していることを示している。
2
鋼管杭については、腐食に対する措置として、腐食代を厚さ1mm程度見込む場合が多い。
3
鉄筋コンクリート構造の柱の帯筋は、せん断補強のほかに、帯筋で囲んだコンクリートの拘束や主筋の座屈防止に有効である。
4
鉄骨造の建築物において、大スパンの梁部材に降伏点の高い鋼材を用いることは、鉛直荷重による梁の弾性たわみを小さくする効果がある。
解説

1 - ○ 等級1は建築基準法レベル。

2 - ○ 鋼管杭の腐食対策は防錆塗装や腐食代を見込んで肉厚を1mm程度増すなどの方法がある。

3 - ○ 帯筋は内部のコンクリートを拘束し、主筋の座屈を防ぐ効果もある。

4 - × 鋼材は強度を大きくしてもヤング係数は変わらないため、同断面であれば弾性たわみは変わらない。