杭基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。|一級建築士問題集

一級建築士

Q 93 : 
杭基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
直接基礎と杭基礎を併用した基礎形式であるパイルド・ラフト基礎は、直接基礎として十分な支持力はあるが沈下が過大となる場合等に採用されることがあ
2
支持層が傾斜した地盤においては、杭径が同じであっても、各杭が負担する水平力は杭長に応じて異なる値として設計する。
3
砂質地盤における杭の極限周面摩擦力度は、打込み杭より場所打ちコンクリート杭のほうが小さい。
4
応答変位法は、地震時の杭頭慣性力と地盤変位による応力を用いて計算する方法であり、地震時に液状化しやすい軟弱地盤における杭の検討に適している。
解説

1 - ○ 杭は沈下を低減させる部材とみなせる。

2 - ○ 杭が長いほど水平剛性が小さくなる。

3 - × 打込み杭より場所打ちコンクリート杭の方が大きい。

4 - ○ 軟弱地盤の地震時には上部構造からの慣性力と地盤の変位による応力を考慮する。