一級建築士
Q 89 :
鉄骨鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
柱の軸方向力は、鉄筋コンクリート部分の許容軸方向力以下であれば、その全てを鉄筋コンクリート部分が負担するとしてよい。
部材に充腹形鉄骨を用いた場合、コンクリートの断面が鉄骨により二分されるので、非充腹形鉄骨を用いた場合に比べて耐震性能が低下する。
柱脚の鉄骨を非埋め込み柱脚として、その柱脚に曲げ降伏が発生する場合、その柱を鉄筋コンクリート構造とみなして耐震計算を行う。
けた行方向を鉄骨鉄筋コンクリート構造、張り間方向を鉄筋コンクリート構造とみなせる場合、方向別にそれぞれの構造計算等の規定を適用して設計してよい。
解説
1 - ○ 設問のとおり。
2 - × 充腹形鉄骨を用いた場合、靱性が増し、耐震性能は向上する。
3 - ○ 非埋め込み柱脚の終局耐力はベースプレート直下のRC部分の終局耐力とベースプレート周囲のRC部分の終局耐力の和とする。
4 - ○ 設問のとおり。