一級建築士
Q 85 :
鉄骨構造の筋かいに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
引張力を負担する筋かいにおいて、接合部の破断強度は、軸部の降伏強度に比べて十分に大きくなるように設計する。
山形鋼を用いた引張力を負担する筋かいの接合部に高力ボルトを使用する場合、山形鋼の全断面を有効として設計する。
圧縮力を負担する筋かいの耐力は、座屈耐力を考慮して設計する。
筋かいが柱に偏心して取り付く場合、偏心によって生じる応力の影響を考慮して柱を設計する。
解説
1 - ○ 筋かいの靭性確保のため、筋かい軸部が降伏するまで接合部が破断しないようにする。
2 - × 山形鋼、みぞ型鋼を筋かい材として使用する場合、欠損部分及び突出脚の無効部分を考慮して断面算定を行う。
3 - ○ 設問のとおり。
4 - ○ 原則は偏心して接合しないようにする。