一級建築士
Q 84 :
鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
大梁の主筋の重ね継手について、応力集中を避けるために図-1のように継手位置をずらして配筋した。
柱梁接合部内の応力伝達を考慮し、図-2のように大梁の下端筋を上向きに折り曲げて定着させた。
両側にスラブの付いた大梁のあばら筋を、図-3のようなキャップタイ形式とした。
最上階の外端部における大梁の上端筋について、図-4のようにL2を定着長さとした。
解説
1 - ○ 主筋の重ね継手は一箇所に集中せずに、規定の重ね継手長さの約半分以上ずらして配置する。
2 - ○ 定着強度を考慮し、曲げ上げ定着とする。
3 - ○ スラブと一体となるような梁部材はU字形キャップタイとすることができる。
4 - × 水平部分は定着長さに含まず、鉛直部分のみを定着長さとする。