建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最|一級建築士問題集

一級建築士

Q 78 : 
建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
建築物の固有周期が長い場合や地震地域係数Zが小さい場合には、地震層せん断力係数Ciは、標準せん断力係数Coより小さくなる場合がある。
2
ガスト影響係数Gf、一般に、建築物の高さと軒の高さとの平均Hに比例して大きくなり、「都市化が極めて著しい区域」より「極めて平坦で障害物がない区域」のほうが大きくなる。
3
高さ13m以下の建築物において、屋根ふき材については、規定のピーク風力係数を用いて風圧力の計算をすることができる。
4
多雪区域においては、暴風時又は地震時の荷重を、積雪荷重と組み合わせる必要がある。
解説

1 - ○ Ci=ZRtAiC0よりZは1.0~0.7の係数、AiとRtは固有周期に影響を受ける。

2 - × Gfは突風などの気流の乱れによる建物の揺れを考慮した割増係数。「都市化が極めて著しい区域」の方が大きい。また、Hが低い方が大きい。

3 - ○ この場合の風圧力は速度圧に規定のピーク風力係数を乗じて求める。

4 - ○ 暴風時短期は(G+P)+0.35S+W、地震時短期は(G+P)+0.35S+K