一級建築士
Q 39 :
建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
防振材を介して支持される設備機器に対して設ける耐震ストッパは、設備機器との間に、設備機器運転中に接触しない程度で、できるだけ小さな隙間を設ける。
設備機器に使用する防振材においては、一般に、コイルばねより防振ゴムのほうが、設備機器を含めた防振系の固有周波数を低く設定できる。
建築設備の耐震設計において、動的設計法を用いない場合、設計用鉛直地震力は、設計用水平地震力の1/2とする。
設備機器を基礎に固定するアンカーボルトの引抜力の算定においては、設備機器の重心位置に水平方向の地震力とともに、鉛直方向の地震力が上向き方向に作用するものとする。
解説
1 - ○ 設問のとおり。
2 - × 防振ゴムよりコイルばねの方が固有周波数を低く設定できる。
3 - ○ 動的設計法を用いる建築物以外の建築物では耐震設計で使用する設計用鉛直地震力は設計用水平地震力の1/2とする。
4 - ○ アンカーボルトの引抜力の算定においては、鉛直の地震力は上向きに作用するものとする。