空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|一級建築士問題集

一級建築士

Q 33 : 
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
空調運転開始後の予熱時間において、外気取入れを停止することは、一般に、省エネルギー上有効である。
2
外気取入れ経路に全熱交換器が設置されている場合、中間期等の外気冷房が効果的な状況においては、バイパスを設けて熱交換を行わないほうが、一般に、省エネルギー上有効である。
3
冷却塔フリークーリングは、冷却塔ファンを動かすことなく、冷凍機の冷却水を冷やす省エネルギー手法である。
4
変流量(VWV)方式においては、一般に、二方弁によって配管流量が調整される。
解説

1 - ○ 外気負荷によるエネルギー損失がないので、省エネルギー上有効。

2 - ○ 全熱交換器では室内からの排気と外気との間で顕熱と潜熱を交換するものであり、外気冷房が効果的な状況では、熱交換を行わない方が省エネルギー上有効。

3 - × 冷却塔フリークーリングは、外気温度が低くなる中間期や冬期において、冷凍機を運転せずに冷却塔単独で冷水を作り、空調機に送り冷房効果を得る省エネルギー手法。

4 - ○ 変流量(VWV)方式は負荷変動に応じて二方弁によって配管系の流量を変化させる方式。低負荷時は搬送動力を小さくできるためポンプの消費電力を削減できる。