空気調和・換気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なも|一級建築士問題集

一級建築士

Q 32 : 
空気調和・換気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
厨房の換気方式においては、一般に、周辺諸室への臭気の流出を防ぐために、第一種機械換気方式又は第三種機械換気方式が採用される。
2
長方形ダクトの直管部において、同じ風量、同じ断面積であれば、形状が正方形に近くなるほど、単位長さ当たりの圧力損失は小さくなる。
3
同風量用の外気取入れガラリと排気ガラリでは、一般に、排気ガラリのほうが通過風速を大きくできる。
4
ダクト系を変更せずに、それに接続されている送風機の羽根車の回転数を2倍にすると、送風機の軸動力も2倍になる。
解説

1 - ○ 室内を負圧に保つ必要がある室は自然給気、機械排気の第三種機械換気が用いられる。必要換気量が多い場合には機械給気、機械排気の第一種機械換気が用いられる。

2 - ○ ダクトの圧力損失は断面が円形が一番小さく、長方形であれば正方形に近いほど小さい。

3 - ○ 外気取入れガラリの方が室内への風切り音が伝わりやすいので通過風速を小さくする必要がある。

4 - × 風量は羽根車の回転数に比例し、軸動力は回転数の3乗に比例する。