空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|一級建築士問題集

一級建築士

Q 31 : 
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
冷却塔においては、冷却水の温度を外気湿球温度より低くすることはできない。
2
冷凍機に使用される代替フロン(HFC)は、オゾン層の破壊防止については効果があるが、地球温暖化係数については二酸化炭素を上回っている。
3
吸収冷凍機は、一般に、冷媒として臭化リチウム水溶液を使用する。
4
遠心冷凍機の冷水出口温度を低く設定すると、成績係数(COP)の値は低くなる。
解説

1 - ○ 冷却塔は水の蒸発潜熱により冷却を行うため、冷却水の温度は外気の湿球温度より低くすることはできない。

2 - ○ 代替フロンは温室効果ガスである。

3 - × 吸収冷凍機は冷媒には水が、吸収液には吸湿性の高い臭化リチウム水溶液が用いられる。

4 - ○ 冷凍機の冷水出口温度を低くするほど、冷水の温度を下げるのに必要な所要入力が大きくなり、成績係数は低下する。