一級建築士
Q 21 :
環境工学で用いられる用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
色温度は、光源の光色を、それと近似する色度の光を放つ黒体の絶対温度で表したものである。
夜間放射(実効放射)は、地表における上向きの地表面放射のことであり、夜間のみ存在する。
平衡含湿率(平衡含水率)は、材料を一定の温湿度の湿り空気中に十分に長い時間放置しておき、含湿量が変化しなくなった状態(平衡状態)に達したときの、材料の乾燥質量に対する含湿量の割合である。
カクテルパーティー効果は、周囲が騒がしい環境であっても聴きたい音を選択的に聴き取ることができる聴覚上の性質のことである。
解説
1 - ○ 色温度は光源の出す光の色をそれと近似する光色を出す黒体の絶対温度[K]で表したもの。
2 - × 夜間放射は実効放射ともいい、地表面から大気への上向きの地表面放射と、大気から地表面への下向きの大気放射との差をいう。
3 - ○ 平衡含湿率(平衡含水率)は一定の温湿度の環境に置かれた任意の材料が含むことができる最大の水分量の割合を示す指標。
4 - ○ カクテルパーティ効果とは様々な音が混在している中で意識した音だけを選択的に聞き取ることができるということ。