建築計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 17 : 
建築計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
事務所の計画に当たり、固定間仕切を使わず、ローパーティション・家具・植物等を自由に配置することによって、適度なプライバシーを保った執務空間を形成するオフィスランドスケープを採用した。
2
事務所の計画に当たり、在席率が低い職種の事務所であったので、フリーアドレスオフィスを採用し、執務空間を有効活用できるようにした。
3
劇場の計画に当たり、台詞を主体とする演劇の見やすさを考慮し、可視限界距離を20mとして客席の配置を計画した。
4
図書館の計画に当たり、閉架式書庫の内部にブラウジングルームを設け、BDSによって、入室管理を行うことができるようにした。
解説

1 - ○ オフィスランドスケープとは固定間仕切りを使わずにローパーティションや家具等で仕切ってプライバシーの確保とコミュニケーションの促進を図るレイアウト手法。

2 - ○ フリーアドレス方式とは事務室の面積を削減するために社員の座席を固定せずに共用して利用する方式。

3 - ○ 台詞を主体とする演劇や小規模な演奏用ホールの客席から舞台中心までの可視限界距離は22mであり、表情や身振りを見ることができるには15m程度。

4 - × ブラウジングルームは軽読書や休憩のためのスペースであり、開架室の一部に設ける。