一級建築士
Q 9 :
車椅子使用者、高齢者等の利用に配慮した公共図書館の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に基づく移動等円滑化経路を構成する傾斜路においては、高さ200mmの段差に対して、勾配を1/10とし、手すりを設けた。
エレベーター内に設ける車椅子使用者対応の操作盤の行先階数ボタンの位置を、エレベーターかごの床面から1,000mmとした。
廊下の有効幅員を、車椅子のすれ違いを考慮して、1,800mmとした。
多目的トイレにおいて、内法寸法を2,000mm×2,000mmとし、オストメイト用の流しや車椅子使用者が利用できる洗面台を設置した。
解説
1 - × 車いす使用者等が利用する傾斜路では高さが160mmを超える場合、1/12以下の勾配とする。
2 - ○ 操作ボタンは車いす使用者に配慮して左右両側に底面から1000mm程度の高さに設ける。
3 - ○ 車いす同士がすれ違いやすいのは1800mm以上。
4 - ○ 多目的トイレでオストメイト用の流し及び多目的シートを設置した場合、2000mm×2000mm程度。