耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|一級建築士問題集

一級建築士

Q 122 : 
耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
鉄筋コンクリート造の耐力壁の増設工事において、既存梁と接合する新設壁へのコンクリートの打込みを圧入工法で行うに当たり、型枠上部に設けたオーバーフロー管の流出先の高さについては、既存梁の下端から10cm高い位置とした。
2
柱補強工事の溶接金網巻き工法において、流込み工法によってコンクリートを打ち込み、打込み高さ1m程度ごとに十分に締固めを行った。
3
既存の柱と壁との接合部に耐震スリットを新設する工事において、既存の壁の切断に用いる機器を固定する「あと施工アンカー」については、垂れ壁や腰壁への打込みを避け、柱や梁に打ち込んだ。
4
柱補強工事の連続繊維補強工法において、連続繊維シートの貼付けは、貼り付けた連続繊維シートの上面に、下塗りの含浸接着樹脂がにじみ出るのを確認してから、上塗りの含浸接着樹脂をローラーで塗布した。
解説

耐震スリットを新設する耐震改修工事で,スリット施工の際にあと施工アンカーを用いて機器を固定する場合は,柱,梁への打ち込みを避け,垂れ壁,腰壁を利用する。