防火・避難に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤ってい|一級建築士問題集

一級建築士

Q 49 : 
防火・避難に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。
1
耐火性能検証法は、屋内において発生が予測される火災による火熱が加えられた場合に、主要構造部が構造耐力上支障のある損傷を生じないものであること、周囲において発生する通常の火災による火熱が加えられた場合に、耐力壁である外壁が構造耐力上支障のある損傷を生じないものであること等を確かめる方法である。
2
防火区画検証法は、開口部に設けられる防火設備について、屋内において発生が予測される火災による火熱が加えられた場合に、加熱面以外の面に火炎を出すことなく耐えることができることを確かめる方法である。
3
階避難安全検証法は、建築物の階からの避難が安全に行われることを検証する方法であり、火災が発生してから在室者が避難を開始するまでの時間、居室の出口までの歩行時間、出口を通過するために要する時間、当該階から避難階までの移動に要する時間等を計算することとされている。
4
全館避難安全検証法は、火災が発生してから、「在館者のすべてが当該建築物から地上までの避難を終了するまでに要する時間」と「火災による煙又はガスが避難上支障のある高さまで降下する時間」を比較する検証法である。
解説

令129条の2第3項、階避難安全検証法では、「対象とする階のいずれの室で火災が発生した場合においても、階の全ての避難者が直通階段まで安全に避難できる」性能を検証するもので、避難階までの移動に要する時間は、全館避難安全検証法で検証するものである。