一級建築士
Q 28 :
音響に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
内装材の吸音率が室内で一様な立方体の室において、その天井の高さのみを1/2に下げても、残響時間は1/2にはならない。
屋外において、遠方の音源から伝搬する音の強さは、空気の音響吸収によって低音域ほど減衰する。
環境基本法に基づく騒音に係る環境基準において、「道路に面する地域」以外の地域における夜間の基準値は、昼間の基準値に比べて10dB低い値とされている。
聴覚のマスキングは、目的音(マスクされる音)の周波数に対して妨害音(マスクする音)の周波数が低い場合に生じやすい。
解説
屋外の伝搬音の空気による音響吸収の減衰値は周波数が高くなると大きくなるため、高音域ほど減衰する。