周辺環境を考慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最|一級建築士問題集

一級建築士

Q 5 : 
周辺環境を考慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
高層建築物を建築する場合、地表付近の風速増加率は、周囲に低層建築物がある場合に比べて、周囲に建築物がない場合のほうが大きくなる。
2
建築物に囲まれた広場や街路等の幅員をD、建築物のファサードの高さをHとした場合、D/Hはその外部空間の開放感や閉塞感を表す指標となる。
3
多雪区域内の市街地の建築物において、落雪の搬出の不便さと落雪による危険とを避けるため、無落雪屋根を採用する場合がある。
4
スポーツ施設の配置計画において、屋外サッカー競技場は、競技のフィールドの長軸を南北にとることが望ましい。
解説

風速増加率とは高層建築物の建築後に地表付近の風速が増加する割合。周囲に低層建築物がある場合、もともと低層建築物によって遮られて風速が小さかった付近にビル風が吹き降ろすため、周囲に建築物がない場合に比べて風速増加率は大きくなる。