各種改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|一級建築士問題集

一級建築士

Q 123 : 
各種改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
かぶせ工法により既存建具を新規建具とする改修において、既存建具の方立・無目・障子等を撤去したうえで、外周枠を残し、その上から新規金属製建具を取り付けた。
2
塗膜はく離剤工法における既存の防水形複層塗材の塗り仕上げ外壁の改修において、特記がなかったので、試験施工を行ったうえで、既存の弾性を有する有機系塗膜を全面除去した。
3
タイル張り仕上げ外壁の改修において、モザイクタイルの広範囲にわたる浮きの改修については、注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法を採用した。
4
シーリング再充填工法による防水改修において、既存シーリング材の除去については、目地被着体に沿ってカッターにより切込みを入れ、既存シーリング材をできる限り除去した後に、サンダー掛け等により清掃を行った。
解説

1 - ○

2 - ○

3 - × 建築改修工事監理指針より、設問の工法は、タイル陶片の浮きに適用する唯一の工法で、無振動ドリルと注入口付アンカーピンの開発によって可能になった工法である。タイルの中心に穿孔するので、小口タイル以上の大きなタイルの浮き補修に適した工法である。

4 - ○