鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 63 : 
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
錆止め塗装において、工事現場溶接を行う部分の両側それぞれ100mm程度の範囲及び超音波探傷試験に支障を及ぼす範囲については、工場塗装を行わなかった。
2
鉄骨製作工場における鉄骨の孔あけ加工において、設備配管用貫通孔の径が80mmであったので、孔あけ用のアタッチメントを取り付けた手動ガス切断機を用いて貫通孔部を円形に切断した。
3
スタッド溶接において、施工に先立ち、適切に溶接条件を設定するため、スタッドの径の異なるごと、午前と午後それぞれ作業開始前に2本の試験スタッド溶接を行い、曲げ角度15度の打撃曲げ試験を行った。
4
トルシア形高力ボルトの締付けの確認において、ナット回転量に著しいばらつきの認められるボルト群については、その群のすべてのボルトのナット回転量を測定して平均回転角度を算出し、平均回転角度±30度の範囲のものを合格とした。
解説

スタッド溶接の施工に先立ち、適切な溶接条件を設定するため、スタッド径の異なるごと、午前と午後それぞれ作業開始前に2本以上の試験スタッド溶接を行い、曲げ角度30度の曲げ試験を行う。