一級建築士
Q 59 :
型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
柱と壁の型枠設計用のコンクリートの側圧については、コンクリートの打込み速さを同じとしたので、フレッシュコンクリートのヘッドの高さにかかわらず同じ値とした。
型枠の構造計算において、型枠組立て後に台風等で強風にさらされるおそれがあったので、壁型枠の傾きや倒れの防止の検討については、風圧力に対しても行った。
コンクリートに使用するセメントを普通ポルトランドセメントから高炉セメントB種に変更したので、コンクリートの材齢によるせき板の最小存置期間を、普通ポルトランドセメントの場合の最小存置期間より長くした。
床スラブ下の支保工は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度に達していなかったが、コンクリートの圧縮強度が12N/㎟以上であり、かつ、構造計算により安全が確認されたので、取り外した。
解説
型枠設計用コンクリートの側圧は、打込み速さ、打込み高さ、部位、コンクリートの単位容積質量によって異なる。