鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の|一級建築士問題集

一級建築士

Q 47 : 
鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
コンクリートの中性化深さの測定において、コンクリートを鉄筋位置まで部分的に斫り、コンクリート面に噴霧したフェノールフタレイン溶液が赤紫色に呈色しない範囲を中性化した部分と判断した。
2
鉄骨ブレースによる補強工事の補強接合部に用いる「あと施工アンカー」については、特記がなかったので、金属系アンカーと接着系アンカーを交互に使用した。
3
独立柱の炭素繊維巻き付け補強において、炭素繊維シートの重ね長さを、200mm以上確保した。
4
独立柱の鋼板巻き立て補強において、鋼板の継目を現場突合せ溶接としたので、鋼板の板厚を、6mmとした。
解説

1 - ○ 設問のとおり。

2 - × あと施工アンカーは接着系か金属系を使用するが、混合使用は避ける。

3 - ○ 炭素繊維シートの重ね長さは母材破断を確保できる200mm以上の長さとする。

4 - ○ 鋼板巻き立て補強は、現場突合わせ溶接の場合、厚さ6mm以上の鋼板とする。