一級建築士
Q 35 :
コンクリート工事におけるコンクリートの調合計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
計画供用期間の級が「標準」の建築物における高強度コンクリートの調合において、骨材事情により高性能AE減水剤を用いても良好なワーカビリティーを得るのが困難であったため、単位水量を185kg/㎥とした。
水密コンクリートの調合において、普通ポルトランドセメントを用いる場合の水セメント比を55%とした。
乾燥収縮ひずみを小さくする目的で、粗骨材を安山岩砕石から石灰岩砕石とした。
アルカリ骨材反応の抑制対策として、JIS規格品の高炉セメントC種を使用した。
解説
1 - ○ 単位水量を185kg/㎥以下としてもよい。
2 - × 水密コンクリートの水セメント比は50%以下とする。
3 - ○ 良質の川砂利や石灰岩砕石は乾燥収縮が小さくなる骨材。
4 - ○ 抑制対策として高炉セメント、フライアッシュセメントのB種またはC種を使用する。