プレストレストコンクリート構造の設計に関する次の記述のう|一級建築士問題集

一級建築士

Q 22 : 
プレストレストコンクリート構造の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
不静定架構の大梁にプレストレス力を導入する場合、曲げ変形と同時に軸方向変形を考慮した不静定二次応力を計算しなければならない。
2
プレストレストコンクリート構造の種別は、長期設計荷重時に梁断面に生じる引張縁の状態によって、Ⅰ種、Ⅱ種及びⅢ種とされている。
3
プレストレストコンクリート構造は、鉄筋コンクリート構造に比べて長スパンに適しているが、一般に、ひび割れが発生する可能性が高く、耐久性は鉄筋コンクリート構造より劣る。
4
ポストテンション方式によるプレストレストコンクリート構造の床版において、防錆材により被覆された緊張材を使用する場合、緊張材が配置されたシース内にグラウトを注入しなくてもよい。
解説

プレストレストコンクリート造はPC鋼材を使って予め圧縮力を与えた鉄筋コンクリート造で、引張応力を発生させないようにしており、鉄筋コンクリートに比べてひび割れを起こしにくく、耐久性も高い。