一級建築士
Q 13 :
鉄筋コンクリート構造の構造計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリートラーメン構造の応力計算において、柱及び梁を線材に置換し、柱梁接合部の剛域を考慮した。
柱の断面算定において、コンクリートに対する鉄筋のヤング係数比nは、コンクリートの設計基準強度が大きくなるほど大きな値とした。
超高層建築物に異なる強度のコンクリートを使用するので、コンクリートの設計基準強度ごとに、異なる単位体積重量を用いて、建築物重量を計算した。
梁の許容曲げモーメントの算出において、コンクリートのほか、主筋も圧縮力を負担するものとした。
解説
ヤング係数比は鉄筋のヤング係数のコンクリートのヤング係数に対する比なので、コンクリートの設計基準強度が大きいほどコンクリートのヤング係数は大きくなり、ヤング係数比は小さくなる。