建築構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 81 : 
建築構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
耐震構造の建築物は、極めて稀に発生する地震に対して、倒壊・崩壊しないことが求められている。
2
建築物の内部にダンパーを組み込んだ制振構造は、多くの鉄骨造の高層建築物に採用されており、地震や風による振動の制御に効果を発揮する。
3
積層ゴム支承を用いた免震構造は、建築物の高さが低く、短周期で揺れる建築物に適しているので、高さ60mを超えるような超高層建築物には用いることはできない。
4
鉄筋コンクリート造の建築物において、高強度コンクリートや高強度鉄筋の実用化により、高さ100mを超える建築物が数多く建設されている。
解説

積層ゴムにより、建物自体の持つ固有周期を、地震動の卓越周期帯よりも長周期側へずらして、建物に伝わる応答加速度(慣性力)を減少させることで免震構造とする。免震構造は低層から超高層まで幅広く採用される。