鉄骨構造の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものは|一級建築士問題集

一級建築士

Q 79 : 
鉄骨構造の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
梁の弱軸まわりの細長比が200で、梁の全長にわたって均等間隔で横補剛を設ける場合、梁の鋼種がSN400BよりSN490Bのほうが横補剛の必要箇所は少なくなる。
2
引張力を負担する筋かいを保有耐力接合とするためには、筋かいの軸部の降伏耐力より、筋かい端部及び接合部の破断耐力を大きくする必要がある。
3
隅肉溶接部の有効面積は、「溶接の有効長さ」×「有効のど厚」により求める。
4
圧縮力と曲げモーメントを同時に受ける柱の断面は、「平均圧縮応力度σcを許容圧縮応力度fcで除した値」と「圧縮側曲げ応力度cσbを許容曲げ応力度fbで除した値」との和が1以下であることを確かめる必要がある。
解説

SN490B材のほうが大きな応力を負担することになるので、横補剛の必要箇所数を多くとる必要がある。