鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なもの|一級建築士問題集

一級建築士

Q 77 : 
鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
クレーン走行桁など振動・衝撃又は繰返し応力を受ける部材の接合部には、高力ボルト以外のボルトを使用してはならない。
2
高力ボルトの最小縁端距離は、所定の構造計算を行わない場合、手動ガス切断縁の場合より自動ガス切断縁の場合のほうが小さい値である。
3
高力ボルト摩擦接合の一面せん断の長期許容せん断応力度は、高力ボルトの基準張力TO(単位N/㎟)の0.3倍である。
4
山形鋼を用いた筋かい材を材軸方向に配置された一列の高力ボルトによりガセットプレートに接合する場合、筋かい材の有効断面積は、高力ボルトの本数が多いほど小さくなる。
解説

山形鋼や溝形鋼の単一材を筋交い材として用いる場合、ボルト本数が多くなれば無効長さが小さくなって、有効断面積が増える。