コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはど|一級建築士問題集

一級建築士

Q 58 : 
コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
マスコンクリートにおける温度ひび割れ対策として、水和熱の小さい中庸熱ポルトランドセメントや、低熱ポルトランドセメントを用いることは有効である。
2
水セメント比が同一であれば、単位セメント量が少ないほど、乾燥収縮によるひび割れの少ないコンクリートとなる。
3
コンクリートのヤング係数は、コンクリートの気乾単位体積重量又は圧縮強度が大きいほど、大きい値となる。
4
コンクリートのヤング係数は、応力ひずみ曲線上における圧縮強度時の点と原点とを結ぶ直線の勾配で表される。
解説

1 - ○ マスコンには水和熱の温度上昇を抑える効果のあるセメントを用いる。

2 - ○ 単位セメント量が多いと、水和熱の上昇による乾燥収縮でひび割れを発生しやすい。

3 - ○ 設問のとおり。

4 - × コンクリートのヤング係数は応力-ひずみ曲線上の最大強度の1/3~1/4の応力度の点と原点を結ぶ直線の勾配。