鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 47 : 
鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
梁に使用する材料をSN400BからSN490Bに変更したので、幅厚比の制限値を大きくした。
2
H形鋼の梁の横座屈を抑制するため、圧縮側のフランジの横変位を拘束できるように横補剛材を取り付けた。
3
角形鋼管を用いて柱を設計する場合、横座屈を生じるおそれがないので、許容曲げ応力度を許容引張応力度と同じ値とした。
4
横移動が拘束されているラーメン架構において、柱材の座屈長さを節点間距離と等しくした。
解説

1 - × 幅厚比は鋼材の基準強度が大きくなるほど上限値が小さくなる。

2 - ○ 横座屈を防ぐために小梁などの横補剛材を設ける。

3 - ○ 箱型断面材は曲げを受けても横座屈のおそれはない。

4 - ○ 水平移動が拘束されたフレームでは座屈長さは支点間距離より長くなることはない。