木造軸組工法による地上2階建ての建築物に関する次の記述の|一級建築士問題集

一級建築士

Q 39 : 
木造軸組工法による地上2階建ての建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
圧縮力と引張力の両方を負担する筋かいとして、厚さ3cm、幅9cmの木材を使用した。
2
隅柱は、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した管柱とした。
3
平面が長方形の建築物において、地震力に対する必要な耐力壁の有効長さ(必要壁量)を張り間方向及びけた行方向について同じ値とした。
4
片面に同じボードを2枚重ねて釘打ちした耐力壁の倍率を、そのボードを1枚で用いたときの耐力壁の倍率の2倍とした。
解説

1 - ○ 圧縮力を負担する筋かいは厚さ3cm、幅9cm以上、引張力を負担する筋かいは厚さ1.5cm、幅9cm以上。

2 - ○ 設問のとおり。

3 - ○ 地震力に対する必要壁量は床面積、階数、屋根の材料などによって決まるため張り間方向とけた行方向で同じ値となる。

4 - × 壁両面に打ち付けた場合は2倍とすることができるが、片面に2枚重ねて打ち付けた場合は2倍とすることはできない。