図のような4面の壁(1面は窓を含む。)と1面の屋根からな|一級建築士問題集

一級建築士

Q 3 : 
図のような4面の壁(1面は窓を含む。)と1面の屋根からなる建築物のモデルの暖房負荷に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、壁、屋根、窓の熱貫流率は、それぞれ0.5W/(m^2・K)、0.25W/(m^2・K)、3.5W/(m^2・K)とし、換気回数は0.5回/h、空気の容積比熱は1,200J/(m^3・K)とする。また、定常伝熱で考えるものとし、壁、屋根、窓及び換気による熱損失のみを対象とする。
1
換気による熱損失は、建築物のモデル全体の熱損失の1/5よりも大きい。
2
窓からの熱損失は、換気による熱損失の2倍よりも大きい。
3
屋根からの熱損失は、壁からの熱損失の1/4である。
4
換気による熱損失は、屋根からの熱損失よりも大きい。
解説

換気による熱損失は室内外の気温差を1とすると50*0.5*1200*1=30,000[J/h]=8.3[J/s]=8.3[W]。窓、屋根、壁からの熱損失はそれぞれ17.5、5、20[W]。建築物のモデル全体の熱損失は50.8[W]。