環境・設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ|一級建築士問題集

一級建築士

Q 40 : 
環境・設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
CASBEEは、「建築物のライフサイクルを通じた評価」、「建築物の環境品質と環境負荷の両側面からの評価」及び「建築物の環境性能効率BEEでの評価」という三つの理念に基づいて開発されたものである。
2
消防法において、「消防用設備等」は、「消防の用に供する設備(消火設備、警報設備及び避難設備)」、「消防用水」及び「消火活動上必要な施設」に分類されており、排煙設備は「消火活動上必要な施設」に該当する。
3
建築分野におけるLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)は、建設から解体までの建築物の生涯を通じての環境負荷や環境影響等を評価するものである。
4
近年の日本全体の建築関連のCO2排出量において、「建築物の建設にかかわるもの」と「運用時のエネルギーにかかわるもの」との排出割合は、ほぼ同じである。
解説

1 - ○ 設問のとおり。建築物を環境性能の面から評価する手法。

2 - ○ 消火活動上必要な施設とは、消防隊が行う消火活動を支援する設備で、排煙設備のほか連結散水設備、連結送水管などがある。

3 - ○ LCAは建築物の建設から解体までの生涯を通しての環境負荷や環境影響等を評価する手法。

4 - × 建築関連のCO2排出量のうち、建設にかかわるものが約1/3で運用時のエネルギーにかかわるものが2/3である。