プロジェクトマネジメントに関する次の記述のうち、最も不適|一級建築士問題集

一級建築士

Q 40 : 
プロジェクトマネジメントに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
LCMは、建築物の機能や効用の維持又は向上を図りつつ、建築物をその生涯にわたって管理することであり、LCCを最大化することが大きな目的である。
2
不動産分野におけるアセットマネジメントは、不動産の所有者や投資家の代行として、テナント対応や建築物の維持管理、運営までを含めた一連の不動産業務を行うことである。
3
BOTは、公共サービスに関わる建築物を民間が建設して一定期間運営し、期限満了後に行政に移管する仕組みのことである。
4
VMは、建設投資の最適化を目的として、コスト縮減に関わる提案を実現するために実施するものである。
解説

1 - × LCM(ライフサイクルマネジメント)は建築物の企画から解体までの生涯を管理することであり、LCC(ライフサイクルコスト)を最小限に抑えることが目的。

2 - ○ アセットマネジメントとは投資用不動産を所有者に代行して管理、運用する業務を行うこと。

3 - ○ BOT方式とは公共サービスに関連する建築物を民間が建てて(Build)、運営して(Operate)、期間終了後に行政に移管する(Transfer)する方式。

4 - ○ VM(バリューマネジメント)は建設投資の最適化を目的としてコスト削減に関わる提案を容易に実現するために実施する。