建築物の開口部等に関する次の記述のうち、最も不適当なもの|一級建築士問題集

一級建築士

Q 25 : 
建築物の開口部等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
ライトシェルフは、窓中段部に設置した庇により、庇下部の窓面からの日射を遮蔽しつつ、庇上部の拡散ガラス等を用いた窓面から室内に自然光を導く手法である。
2
エアフローウィンドウ方式は二重のガラス間に外気を通して熱負荷を低減する方式であるのに対して、ダブルスキン方式は二重のガラス間に室内空気を通して熱負荷を低減する方式である。
3
建築物の開口部に強化ガラスを使用する場合は、ガラス内部の微細な不純物の混入による自然破損の発生を低減するため、ヒートソーク処理を行ったものを用いることが望ましい。
4
カーテンウォールのオープンジョイント方式において、等圧空気層の容量は、空気取入れ口に比べて大きくならないようにする必要がある。
解説

1 - ○ ライトシェルフは昼の直射日光を有効に利用する方法。

2 - × 「エアフローウィンドウ」と「ダブルスキン」の記述が逆である。

3 - ○ 強化ガラスは強化加工後に再加熱処理を施し、不純物を強制的に破損させる「ヒートソーク処理」を行う。

4 - ○ オープンジョイント方式は気圧差によって雨水の侵入を防止する方式。